大手芸能プロダクション「アミューズ」が9月6日、所属女優・恒松祐里(26)と麻薬取締違反で逮捕された俳優・清水尋也容疑者(26)との関係性をめぐるデマ情報について、公式Xで完全否定をした。なぜ、そんな嘘情報が拡散されてしまったのか──。 清水容疑者は9月3日、大麻を自宅で所持していたとして、麻薬取締法違反(共同所持)の疑いで同居していた20代の交際女性とともに逮捕された。大麻所持による逮捕という衝撃もさることながら、この“女性”にも注目が集まった結果、ネット上の一部では恒松が清水と交際していたのではないか、という情報がTikTokを始めとするSNSで拡散されていた。 「TikTokなどの動画では、清水容疑者と恒松さんが“同居していたことが明らかになった”などのこれまでの報道にもない嘘の情報が“週刊誌で報道された”などとのテロップが流れ、“金銭的トラブルに巻き込まれている”といった全く根も葉もない話を平然と発信していました」(女性誌編集者) これに対し、アミューズの法務部は9月6日、公式Xアカウントを更新。 《9月3日に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたとの報道があった俳優(当社所属ではありません。)と当社所属アーティストである恒松祐里の関係について、ネット上で事実無根の情報を拡散している者がいます。 また、恒松祐里までもが警察の捜査対象になっているとのデマまで見受けられますが、そのような事実は一切ありません》 と、ネット上のデマを完全否定。投稿では、TikTok上にあったデマ情報を伝えるショート動画や、怪しげなニュースサイトふうのページのリンクを[事実無根の情報拡散の具体例]として紹介しつつ、 《恒松祐里と今回逮捕されたとされる俳優は、作品で共演したことがあり知人ではありますが、それ以上の関係性は一切ありません》 《それ以上の関係性があるかのような、また恒松祐里が違法行為を行ったかのようなデマの投稿やその拡散行為(リポストなど)は、恒松に対する名誉毀損です。また、当該俳優のファンの皆様に対する攻撃にもなります》 と、デマの拡散や投稿を直ちにやめるよう警告。さらに、そのような名誉毀損行為に対しては、《法的措置も視野に入れ、すでに調査を開始いたしました》と宣言している。 そもそも清水容疑者と恒松は、過去に交際報道があったわけでも、そういった噂があったわけでもない。2018年公開の映画『3D彼女 リアルガール』で共演しているが、それ以外に目立った接点はないのだ。にもかかわらず、なぜこうしたデマがTikTokを中心に広がったのか——。 動画クリエイターが、その流れを解説する。 「熱愛などの芸能ニュースがあると、いわゆる一般人がブログで“お相手は誰?”として、出演歴をあらいざらい振り返り、勝手に“候補者”をリストアップするのがお決まりの流れ。今回も、清水容疑者の過去の共演女優がまとめられ、“一緒に逮捕された交際女性”の候補を憶測で書いたブログが逮捕当日から複数公開されていました。そうしたトレンドブログを読んだTikTokユーザーが適当なショットを切り抜き、動画を作成したのかもしれません。 ブログには他の共演女優も候補に挙がっていましたが、恒松さんに関しては、彼女と清水容疑者の映画の宣伝時のツーショット画像がSNS上にあったんです。ゆえにTikTok動画の編集者としては“素材的に動画を作りやすい”という事情で、彼女が“選ばれた”のかもしれません」