(CNN) 1990年代のテレビドラマ「スーパーマン」シリーズでスーパーマンを演じた米俳優のディーン・ケインさんが、ドナルド・トランプ米大統領の移民取り締まりに賛同して移民税関捜査局(ICE)に加わった。 ケインさんは90年代のテレビシリーズ「Lois & Clark/新スーパーマン」で主演。物語の中のスーパーマンは自身も移民だったとされる。 しかしFOXニュースの6日のインタビューの中でケインさんは、ICEの勧誘動画をこの前日にSNSで共有したことをきっかけに、ICEに入ることを思い立ったと打ち明けた。 「私は実は副保安官で予備警察官でもある。ICEの一員ではなかったが、あれ(勧誘動画)をシェアして番組で少しばかり宣伝したら大騒ぎになった」「そこでICEと話をして、出来るだけ早くICE係官として宣誓就任することにした」。ケインさんはFOXニュースにそう語った。 ハリウッドでは保守派として有名なケインさん。動機について聞かれると「この国は愛国者たちが立ち上がり、人気があろうとなかろうと、正しく行動することで築かれた。こうすることが正しいと心から信じている」とした。 さらに、米国の移民制度は「壊れている」と主張し、「議会がそれを是正する必要がある。だがその間に、トランプ大統領がこれを掲げて出馬した。彼はそれを実行に移している。国民はこのために投票し、私もこのために投票した。彼はこれを断行するだろう。私も自分の役割を果たし、実現に向けて尽力したい」と付け加えた。 トランプ政権下でICEは移民の摘発を強め、全米で毎日何百人もの移民が逮捕されたり拘束されたりしている。