女性との性的トラブルにより1月に芸能界を引退した中居正広の周辺が慌ただしい。『週刊文春』では、被害者女性のA子さんの代理人弁護士が作成した“通知書”と、彼女が相談していた友人などへの取材をもとに、事件当日の詳細が再現された。 この報道により、中居とA子さんの代理人弁護士の間では“論争”が勃発していると語るのはスポーツ紙記者だ。 「報道を前に中居さん側の代理人弁護士は、当該文書は“出所不明”の“怪文書”の類であるとけん制しました。さらに、詳細な被害内容の公開は守秘義務違反に該当すると批判し、“同意があった”と強調しています。これにA子さん側の代理人弁護士が即座に反論するなど、“泥仕合”の様相を呈しています」 メディアや双方の代理人弁護士の動きとともに、一部の熱心な中居ファンの行為もヒートアップしている。 「以前から続くA子さんへの誹謗中傷はもとより、中居さんの無実を訴える書き込みなどが相次いでいます。さらに、中居さんの有料ファンクラブ『中居ヅラ』は8月18日に完全閉鎖を控えています。この日は中居さんの53歳の誕生日にあたるため、ここで“真実が明らかになる”、“中居さんが完全復活する”といった書き込みも見られます。ネット上では、“中居潔白界隈”なるキーワードも取りざたされるようになっています」(前出・スポーツ紙記者) X上では、“中居潔白界隈”の行き過ぎた行動をたしなめる声が並ぶ。 《中居氏潔白界隈ヤバすぎない? いつ寝てるの?》 《冗談抜きで今のままだと中居くん潔白界隈から逮捕者が出ると思いますよ。そうなるとますます中居氏の足枷になる》 《誹謗中傷者の中から逮捕される者が出て来るかもね。未だに中居正広が潔白だと信じ込んでいる者が後を絶たない世の中も異常》 “中居潔白界隈”のヒートアップには、中居がA子さんへ向けられる誹謗中傷に対しあいまいなスタンスを取り続けていることが大きく影響しているという。 「中居さんのA子さんに対する行為は、3月末にフジテレビの第三者委員会の調査報告書で“性暴力”と認定されています。これに対し、中居さん側は“同意があった”と反論しています。この事実関係をめぐる争いと、A子さんに向けられる誹謗中傷はまったく別の次元の話です。やはり中居さん自身、余計な憶測に基づく書き込みや、A子さんへの誹謗中傷を止めるようにファンたちにはっきりと発信すべきではないでしょうか。まだ白黒のついたわけではないので、一連の中居さんの報道に疑義を呈すること自体は問題ないでしょう。ただ、それとAさんを批判することはまったく別ですからね。被害者である可能性が高いA子さんのことを陰謀論的に批判するのは、さすがに行きすぎでしょう」(芸能プロ関係者) “推し”を思う強い気持ちは理解できるとしても、さすがに限度があるというものだ。