９日未明、大牟田市の老人ホームで自分の部屋の布団などに火を付けようとした７９歳の男が放火未遂の疑いで逮捕されました。 現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕されたのは大牟田市久福木の無職、黒木英克容疑者です。 警察の調べによりますと、黒木容疑者は９日午前０時２０分ごろ、老人ホームの自分の部屋にある布団に殺虫剤のスプレーを噴射しながら、持っていたライターで火を付けようとしました。 スプリンクラーが作動し、火は消えましたが、黒木容疑者はなおもスプレーとライターで出入り口ののれんに火を着けようとした疑いが持たれています。 警察によりますと、延焼もないということです。 調べに対し、黒木容疑者は「一日中部屋にいることなどが苦になって生きているのが嫌になり、部屋を燃やしてやろうと思った」などと話し、容疑を認めているということです。 当時老人ホームには入居者約７０人と職員がいたということですが、けが人などはいないということです。