甲府税務署元職員を再逮捕 現金約270万円を着服した疑い 領収書を偽造する手口か 山梨

徴収した税金を着服したとして甲府税務署の元職員が逮捕された事件で、元職員がほかにも徴収した税金約270万円を着服したとして再逮捕されました。 業務上横領や虚偽有印公文書作成などで19日に再逮捕されたのは、甲府税務署の元職員、石井克樹容疑者(25)です。 警察によりますと、石井容疑者は去年5月から今年1月にかけ、甲府市内の製造会社の代表など6人から11回にわたって税金の滞納分として徴収した現金約270万円を着服した疑いが持たれています。 また発覚を免れようと、9回にわたって虚偽の内容で作成した領収関係書類18通を国税徴収官に提出し、行使した疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、納税者から徴収した税金より少ない金額で領収書を作成して虚偽の報告をし、差額分を着服していたということです。 石井容疑者はこれまでの調べで「着服した金はオンラインカジノでできた借金の返済や生活費に使った」と供述しているということです。 また東京国税局は石井容疑者が納税者に渡す領収証書を発行しなかったり、改ざんしたりする手口で着服を繰り返し、被害総額が約430万円に上ったことを明らかにしています。

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