教員らが女子児童を盗撮しSNSのグループチャットで画像を共有したとされる事件で、葉山町立中学校の教員が1日、愛知県警に逮捕されました。 この事件で摘発された教員は4人目です。町は、3日に保護者を対象とした説明会を行うとしています。 性的姿態撮影等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、横浜市戸塚区に住む、葉山町立葉山中学校の教員、石川勝也容疑者28歳です。 愛知県警の調べに対して、石川容疑者は「性的欲求を満たすためだった」と容疑を認めているということです。 石川容疑者は去年9月頃、県内の施設で女子児童の下着を盗撮し共有したほか、去年10月から12月頃にも2回、別の女子児童の下着を盗撮して共有した疑いが持たれています。 関係者によると、石川容疑者は臨時的任用職員で、事件当時は葉山町立葉山小学校に勤務していました。 事件を巡ってはこれまでに、名古屋市立小学校の主幹教諭など3人が起訴されています。 小学校に通う児童の母 「担任ではなかったが、石川先生は、子どもと関わっている時は本当によくしてもらった。 今回の事件のようなことをする人に全然見えなかった。 子どもに関わる仕事をして信頼されないといけないのに、どうして子どもを裏切る、傷つけるようなことをしてしまったのか」 葉山町は、3日午後6時から葉山中学校で保護者を対象とした説明会を行うとしています。 今回の逮捕を受けて県教委の花田忠雄教育長は、「被害者やその関係者はもとより、県民の皆さまの信頼を大きく損ねたことに、教育長として心からお詫び申し上げます」とコメントしています。