兵庫県警明石署は6日、傷害の疑いで明石市の無職の男(53)を逮捕した。署は、集合住宅で上階の住人が間違えて自室のドアを開けようとしたことに男が腹を立て、暴行したとみている。 逮捕容疑は5日午後11時ごろ、明石市内の集合住宅の2階踊り場で、男性(58)の胸ぐらをつかんで顔を殴り、けがをさせた疑い。男は容疑を認めている。 署によると、容疑者の男は2階、被害者は真上の3階の部屋に居住。事件直前、被害者が間違えて男の部屋の玄関扉を開けようとした。被害者は過去にも同様に部屋を間違えたことがあったといい、男は扉を開けると、「おまえ、この前も同じことしたやろ」と言って殴ったという。 署の調べに対し、男は「ドアノブをガチャガチャしてきて『また注意だけして(済ませて)もな』と思い、平手うちを3発くらいした。けがをさせるつもりはなかった」と説明しているという。