カンボジアで「かけ子」として特殊詐欺に加担したとして逮捕された日本人29人について、愛知県警が別の詐欺未遂の疑いで再逮捕したことが分かりました。 この事件は、カンボジア・ポイペトの拠点で日本人の男女29人が、「かけ子」として特殊詐欺に関わっていたとして、今年5月、カンボジア当局に拘束され8月20日に日本に移送・逮捕されたものです。 この29人について、愛知県警が10日午前、別の詐欺未遂の疑いで再逮捕したことが捜査関係者への取材で分かりました。 29人は、今年5月長野県警の警察官などをかたり、関西地方の男性にうその電話をかけ、現金をだまし取ろうとした疑いがもたれています。 拠点では、29人がグループに分けられ、詐欺の成果を競わされていたとみられていますが、報酬として「暗号資産」を受け取っていた可能性があり、警察が、実態解明を進めています。