兵庫県川西市内のマンションやビルで営利目的で大麻草を栽培していたとして、兵庫県警薬物銃器対策課と川西署などは2日までに、大麻草栽培規制法違反などの疑いで、同市の中古車販売業の男(47)ら3人を逮捕、送検した。現場からは大麻草約100株や乾燥大麻5キロ超、大麻樹脂300グラム超などが押収されている。捜査関係者への取材で分かった。 他に逮捕、送検されたのは、男の会社の従業員の男(51)=川西市=と自動車販売業の男(45)=同市。 捜査関係者によると、3人は4~7月、川西市平野2のビルの1室や同市東畦野6のマンションの1室などで大麻草102株を栽培し、乾燥大麻約5・265キロや大麻樹脂約321グラムなどを所持した疑いがある。従業員の男は大麻を使用した麻薬取締法違反の疑いも持たれている。 中古車販売業の男は容疑を否認。従業員の男は大麻栽培と使用の容疑は認め、自動車販売業の男はいずれの容疑も認めているという。 現場には親株となる大麻草があり、県警は株分けして数を増やしたとみている。押収された大麻草や大麻樹脂などは、金額に換算すると約5400万円相当に上るという。