オンラインカジノ利用者向けに暗号資産(仮想通貨)の交換業を無登録で行ったなどとして、警視庁サイバー犯罪対策課は、資金決済法違反と常習賭博幇助(ほうじょ)などの疑いで、横浜市の大学1年の男子学生(19)を逮捕した。容疑を認めている。 オンラインカジノでの賭博には現金や暗号資産が使われるが、未成年者は基本的には暗号資産の口座を開設できない。同課によると、学生は昨年10月以降、SNSで募った客から電子マネーを受け取って計約1600万円分の暗号資産に交換。オンラインカジノで賭博をしたい若者らが利用していたとみられる。 逮捕容疑は1~2月、石川県の会社員男性(18)ら3人から電子マネー計約30万円の入金を受けて暗号資産に交換し、無登録で交換業を行ったなどとしている。 また、同課は今年2月以降、暗号資産交換業をした高校生2人や、中学1年の男子生徒を含む13~21歳のオンラインカジノ利用者15人を書類送検するなどしたと発表した。賭けた人は全員が損失を出しており、身分確認済みの他人のアカウントを購入して賭博をしていたケースもあった。男子生徒は小学6年時からオンラインカジノを始め、親のお金を使って賭博をしていたという。