静岡市教育員会は女性に対する盗撮や性的画像要求・送り付けなどの行為を繰り返したとして逮捕・送検後不起訴処分となった男性教諭2人を懲戒免職処分にしたと発表しました。 静岡市教育委員会の発表によりますと、懲戒処分を受けた2人の教諭のうち、60歳の小学校男性教諭は、2023年から約2年間、静岡市内外の食料品販売店や、駅、電車内で、計40回から50回程度、女性のスカート内にカメラを向け盗撮行為を繰り返したということです。 また、34歳の中学校男性教諭は、2023年4月から2025年6月にかけて、メッセージアプリを使い、勤務する中学の卒業生などを含む複数の18歳未満の女子生徒に対して、デートへの誘い出しや、性的な画像の要求、自身の性的画像の送り付けなどの行為を繰り返し行ったということです。 2人の教諭は、それぞれ4月と7月に警察に逮捕・送検後、不起訴処分となっていますが、市教委の聞き取りに対しては、いずれも行為を認めていて、これを受け、地方公務員法の規定に基づき、2人を10月10日付で懲戒免職処分としました。また、中学教諭勤務先の校長については、管理監督を怠ったと判断し、文書訓告の措置を行ったということです。 この処分・措置にあたり、静岡市の中村 百見教育長は、「このような重大事案が相次いで発生したことは、誠に遺憾であり、被害に遭われた皆さま、およびご家族の皆さま、そして市民の皆さまに対し、心より深くおわび申し上げます。市民の皆さまの信頼を一日も早く取り戻せるよう、再発防止に向けて、学校現場と教育委員会が一丸となって取り組んでまいります」などとコメントしています。