福岡県須恵町の中学校の補助教員の男が、偽造免許をめぐって逮捕された事件の続報です。男がことし3月まで、隣接する篠栗町の小学校でも勤務していたとみられることが新たに分かりました。 福岡県須恵町の中学校の補助教員、近藤正仁容疑者(66)はことし1月、採用試験の際、偽造された中学校教諭の免許状の写しを教育委員会に提出したとして、13日に逮捕されました。容疑を認めています。 近藤容疑者は、ことし4月から須恵町の中学校で勤務していますが、捜査関係者によりますと、その直前までは隣接する福岡県篠栗町の小学校で勤務していたということです。 篠栗町によりますと、近藤容疑者とみられる男はことし3月までの4年間、町内の小学校で「特別支援学級」の支援員として勤務していました。 採用を委託された会社によりますと、この男は岐阜県の教員免許状の写しを提出し、免許がない職員より高い時給で勤務していましたが「勤務態度が良くなかった」ため、今年度は契約を更新しなかったということです。 近藤容疑者も須恵町に対し岐阜県の免許状の写しを提出していて、警察は近藤容疑者が篠栗町でも同じ「偽造免許」の写しを使った疑いもあるとみて調べています。