月10ドラマ『あなたを奪ったその日から』(カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜 午後10時~10時54分)の最終回(6月30日(月)放送)を前に、北川景子、大森南朋のクランクアップコメントが到着した。 本作は、食品事故で子供を失った母親・中越紘海(北川景子)が、事故を起こした総菜店の社長・結城旭(大森南朋)に憎しみを抱く中、図らずも旭の次女・萌子(倉田瑛茉)を誘拐することから始まる、11年に及ぶ母の復讐と親子愛の壮大なストーリー。 6月23日に放送された第10話では、紘海の娘・美海(一色香澄)こそが、長年行方不明だった自分の娘・萌子だと知った旭が、誘拐犯である紘海を追い詰め、同時に、成長した萌子と10年ぶりに再会。美海を紘海から引き離し、萌子として結城家に連れ戻す様子が描かれた。そんな中、自分が誘拐された子供だと知って激しく動揺するも、「私、お母さんの子でいい」と紘海にすがる美海の姿や、そんな娘を本来の居場所である結城家に帰らせるため、本心とは裏腹な言葉で傷つけ、突き放す紘海の姿が多くの視聴者の涙を誘った。そして迎える最終回。果たしてどんな結末が待っているのか。 <北川景子 コメント> 皆さん、1クールお疲れ様でした。連続ドラマって、みんなで作るから楽しいんだな。ということを、毎日感じながらの撮影でした。私が現場で、「こういう芝居がしたいな」とひらめいて、監督たちに提案させていただいた際は、みなさんが真剣に聞いてくださり、「じゃあ、こういうライティングにしよう、こういうアングルにしよう」とか、皆さんがうまく切り取ってくださいました。お互いのアイデアを出し合いながら、撮影が進められたこと、毎日感謝していました。私は、このお仕事を始める前から、テレビドラマを見ることがすごく大好きで、テレビっ子でした。時代も変わり、テレビ以外の娯楽もたくさん出てきていますが、やっぱり、テレビドラマの持つ力やテレビの影響力というもの信じています。皆さんと過ごしたこの1クールは、きっと一生忘れられない思い出になると思います。私のような至らない主演に皆さんがずっとついてきてくださったこと、本当に心から感謝しています。皆さんとまた、ご一緒できるように精進したいと思います。本当にお疲れ様でした! <大森南朋 コメント> お疲れ様でした!ありがとうございました。寒い時期から始まり、ずいぶん長い間この作品に携わってきた気がします。作品としては、重たいテーマではありましたが、北川さんに引っ張っていただき、皆さんに引っ張っていただき、現場では非常に楽しく過ごすことができました。今日で撮影は終わりますが、放送まで、どれだけ僕が世間の皆さんに嫌われているのか、いないのか…、経過観察していきたいと思います! 皆さんもゆっくり休んでください。お疲れ様でした! <最終回・第11話(6月30日(月)放送)あらすじ> “萌子”として結城家に戻った美海(一色香澄)が、ようやく新しい環境に慣れてきた頃、「スイッチバック」の関西進出を目前に控えた旭(大森南朋)は、木戸(中原丈雄)から一刻も早く紘海(北川景子)を逮捕させて事態を収拾するよう急かされるが、萌子の気持ちを思うと決心がつかない。同じ頃、砂羽(仁村紗和)もまた、長年追いかけてきた食品アレルギー事故の真相を記事にするかどうか迷っていた。父である鷲尾(水澤紳吾)が最期まで守り抜いた真実を、娘の自分が暴くことを躊躇していたのだ。一方、美海を失い、すっかり生きる気力を失った紘海の元には雪子(原日出子)がやって来る。雪子は、美海への贖罪を口にしてうなだれる紘海にある思いを伝える。 復讐相手の娘を誘拐するも自分の犯した罪に苦しみ、葛藤しながら生きてきた紘海と、そんな紘海の愛情を受けて育った美海。もはや会うことすら許されない親子の運命は…。