特殊詐欺の受け子か マレーシア国籍の男2人を再逮捕 紙袋に入った現金を持ち去りだまし取った疑い 新潟県警 与板署

何者かと共謀し、福島県や山口県に住む高齢者から現金をだまし取ったとして、特殊詐欺の受け子とみられるマレーシア国籍の男2人が21日に再逮捕されました。 詐欺(オレオレ詐欺)の疑いで逮捕されたのは、いずれもマレーシア国籍で、住所不定・職業不詳の28歳の男と、住居不定・無職の21歳の男の2人です。 警察によりますと、28歳の男は今年9月24日ごろから10月2日ごろまでの間、何者かと共謀し、共犯者が複数回にわたり、警察官や検察官などを名乗り、福島市に住む80代女性宅に電話をかけました。 そして、女性の口座が犯罪に使われていて、現金を調査する必要があるなどとして、現金を引き出し自宅の車庫に置くよう指示。28歳の男が置かれた現金346万円入りの紙袋を持ち去って、だまし取った疑いが持たれています。 また21歳の男も同様の手口で、今年9月4日ごろから20日ごろまでの間、山口県防府市に住む70代男性が共犯者から指示された場所に置いた現金600万円が入った紙袋を持ち去りだまし取った疑いが持たれてます。 今月3日、長岡市与板地域で「不審者がいる」などと通報があり、警察の職務質問をきっかけに、2人はそれぞれ特殊詐欺未遂の疑いで逮捕されました。2人は特殊詐欺の受け子とみられます。 警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしておらず、2人が同じ犯罪グループかどうかについても捜査に支障があるとしてコメントを控えるとしています。 警察は引き続き、2人の余罪や犯罪グループの実態解明を進める方針です。

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