自身が加入する自動車保険の保険金請求をめぐり、損害保険会社の社員に対して因縁をつけ不当に現金を要求する文章を30回以上わたって郵送して恐喝しようとしたとして、長岡市に住む無職の男(64)が逮捕されました。 警察によりますと、男は去年12月からことし7月までの間、損害保険会社の社員に対して、不当に現金を要求する文書を30回以上にわたって郵送し、恐喝しようとした疑いが持たれています。 男はこの損害保険会社の保険に加入しており、自身の車で事故を起こし、保険金を請求しようとしたところ、その手続きをめぐり、社員に因縁をつけたとみられています。 警察によりますと、男は損害保険会社の社員に対して、代車代金のほか、旅行のキャンセル代、病院の通院、治療費のほか、自身と妻の休業補償、家の修理費用を請求した上で、「示談をするなら2500万以上ですべての訴訟を取り下げる」などと文書を30通以上送り付けたということです。 損害保険会社の社員からの被害を受け、警察が男を逮捕しました。 警察の調べに対して男は「文書は送ったが、恐喝するためではない」と供述しています。 警察が詳しい経緯を捜査しています。