◆元京都府警 警察官 竹内雅人容疑者 「僕ら元々、警察の時もそうですけど、人と仲良くなってなんぼの世界なんで、人たらしは得意なんで」 カメラの前で自らを「人たらしだと」得意げに話す男。 14日、詐欺の疑いで送検された京都府警の元警察官・竹内雅人容疑者( 61)です。 ◆元京都府警 警察官 竹内雅人容疑者 「こんにちは。お荷物大丈夫ですか?」 「おばあちゃん久しぶり?大丈夫?」 現役時代は、窃盗事件の捜査などを担当していたという竹内容疑者。退職後は、認知症の高齢者やその家族の生活を支援する、一般社団法人「つなぎ」の理事を務めていました。 その活動の中で、今年3月、保険外交員の女(55)と共謀し、利用者の女性(96)に対して、「通帳のお金をまとめた方が便利だからやってあげる」などとウソを言い、通帳などをだまし取った疑いがもたれています。 今年6月に女性の親族から、「頼んでいないのに病院に連れていかれ、タクシー代を払わされた」、「実印や通帳を渡したと聞いている」などと警察に相談があり、犯行が発覚したということです。 認知症の高齢者などを支援する「つなぎ」を、他の元警察官と共に自ら設立していた竹内容疑者。 逮捕前に読売テレビが取材した際、竹内容疑者は、担当する高齢の女性の家で見守りカメラの設置を指示していました。 ◆元京都府警 警察官 竹内雅人容疑者 「ここの見守り用と、玄関」 「こっちだとこっち向きだよね」 Q.(見守りカメラの設置で)どういうことがわかれば? 「一番はやっぱりお母さんが安全におうちにいらっしゃるかいらっしゃらないか」 犯行当時は、被害女性を担当していた竹内容疑者。 ◆元京都府警 警察官 竹内雅人容疑者 「僕ら元々、警察の時もそうですけど、人と仲良くなってなんぼの世界なんで、人たらしは得意なんで。おばあちゃんを味方に引き入れて、今回もおばあちゃんが僕らの懐に入ってくれたから…」 調べに対し、竹内容疑者は「定期貯金の解約をしに金融機関で手続きをしたが、別の口座に振り替えてもらったはずだ。通帳等はすべて返している」と容疑を否認しています。 一方、被害女性の口座からは複数回の出金が確認されていて、警察が詳しい経緯を調べています。