業務上横領容疑の女 不正送金は8000万円

会社の元経理担当の女が600万円以上を着服したとして逮捕された事件で、女による不正な送金がおよそ8千万円に上っていたことが捜査関係者への取材で分かりました。 業務上横領の疑いで、19日に送検されたのは、中央市臼井阿原の会社員佐野理恵容疑者(47)です。 警察によりますと、佐野容疑者は勤務する会社の経理を担当していた2024年までの6年間に、会社の金およそ624万円を親族名義の口座に不正に移した疑いが持たれています。 捜査関係者などによりますと、佐野容疑者は会社の5つの口座を1人で管理していて、不正な送金は100回以上、総額およそ8000万円に及んだことが新たに分かりました。 また、送金された親族名義の口座から現金が引き出されていたことも分かりました。 会社が被害発覚後、本人に事情を聞いたところ、佐野容疑者は送金の事実を認めて返済の意思を示したということです。 一方、佐野容疑者は警察の調べに対し「お金は口座に移し替えたが、横領したとは思っていない」と否認しています。 警察は逮捕容疑となった624万円以外にも余罪があるとみて調べを進めています。

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