証券口座を乗っ取り、不正売買で株価をつりあげた疑いで逮捕された中国籍の会社社長が東京地検特捜部に起訴されました。 一方、中国籍の40代の男性は不起訴になりました。 川崎市の会社社長で中国籍の林欣海被告(38)は今年3月仲間と共謀し10の他人名義の証券口座を乗っ取り、東証スタンダード上場会社の株式の売買を繰り返して株価をつりあげるなどして売り抜けた罪で起訴されました。 林被告らは株価を84円から110円につり上げ、800万円以上の利益を不正に得たとみられています。 林被告は「中国にいる知り合いに誘われた」「相場を意図的に変動させるつもりはなかった」などと供述しているということです。 一方、ともに逮捕された中国籍の40代の男性は嫌疑不十分で不起訴になりました。