あいさつない同僚に「お前潰すぞ」 仙台市バスの運転士らを懲戒処分

仙台市交通局は25日、市バスの同僚職員に暴言を吐いた60代の男性運転士を停職4カ月、女性職員にセクハラ行為をした30代男性運転士を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。いずれも依願退職する予定だという。 発表によると、60代運転士は5月に職場であいさつしなかった年上の同僚に腹を立て、6月に電話で「お前を潰すぞ」「職場でやっていけないようにさせる」と述べた。 今月上旬には来客用の駐車場に許可を受けた関係事業者が駐車していることに「通行の邪魔」として怒り、交通局と事業者の会議に割り込んで怒鳴りつけ、駐車場に事業者らを連れ出して車を蹴って傷つけたという。 30代運転士は数年前から、面識のある女性職員に職場で顔を合わせる度に「結婚してください」と繰り返し、女性職員がいない場面でも他の同僚らに「あいつは俺のもの」と発言。女性が「やめてほしい」と再三伝えたのに、発言を続けた。 一方、市は25日、人材育成部厚生課の男性主任(63)を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。主任は11月2日、泉区のリサイクル店でセラミックファンヒーターを万引きしたとして県警に窃盗容疑で現行犯逮捕され、地検に不起訴処分とされた。市に「魔が差した」と話したという。今月25日、依願退職した。(阿部育子)

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