「ドリフト走行」運転誤り、見物客はねたか 重傷ひき逃げ容疑で逮捕

男性2人をはねて逃走したとして、警視庁は27日、川崎市川崎区浜町2丁目の職業不詳、築地天人容疑者(28)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕し、発表した。同庁は築地容疑者が車を横滑りさせる「ドリフト走行」で運転を誤り、事故を起こしたとみて調べている。 東京湾岸署によると、築地容疑者は27日午前2時15分ごろ、東京都大田区東海4丁目の都道で、運転していた乗用車で中央分離帯に乗り上げ、その場にいたいずれも19歳の男性2人をはねてそのまま逃げた疑いがある。2人は足の骨が折れるなどの重傷を負った。 築地容疑者は事故後、車を放置して現場を離れたが数時間後に戻り、その場にいた警察官に「交通事故を起こした」と申告。調べに「事故は起こしたが、人をひいたことには気づかなかった」と説明しているという。 現場周辺では事故時、ドリフト走行する複数の車と、中央分離帯でその様子を見物する複数人が目撃されていた。署は築地容疑者が見物に来ていた2人をはねた可能性があるとみて経緯を調べている。(高島曜介)

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