高速道路で目の前に横入りしてきた車が「サンキューハザード」を6回点灯。ぶちぎれていた運転手の男に訪れる最悪の事態とは…? 今回はドライブを軸にした4コマ漫画を集めました。漫画家・イラストレーターとして活躍する雪のヤドカリ(@yukinohotel)さんが送る「癖になる文学的なオチ」を楽しんでみてください。 高速道路を走っていると、目の前に急に車が横入り!「どこ見て入ってきてんねんこの車ァ…!」とブチ切れる運転手。怒りで右目と左目の横の血管が浮き出て、怒りマークを形成してしまっています。しかし、前の車がブレーキランプを点滅させて、何かを伝えようとします。これは感謝の気持ちを伝える際に使われる「サンキューハザード」と呼ばれるもののようです。しかし「サンキュー」が過ぎたために、4コマ目である出来事が…。 雪のヤドカリさんは普段車を運転しますか? もしよろしければ免許証を見せてください。 雪のヤドカリさん(以下、雪のヤドカリ):移動は基本、ホバーボードなので運転はしません。特殊詐欺の親玉くらいフランクに免許証を要求してきますね…イラストで勘弁してください。 「その先、直進です」そうナビが言った瞬間に、運転手は急ブレーキを踏みます。ナビが示したその先には崖があったからです。見ると、ナビの画面は真っ赤。灰色で描かれた4コマ漫画の中で、ナビだけが真っ赤に染められており、強烈な恐怖を感じました。間一髪、崖から落ちてしまうところを助かった運転手に向かって、ナビが言った一言にも注目です。 ナビにまつわる怖い話などありましたら教えてください。 雪のヤドカリ:近所の家の車のカーナビが盗まれたことがありまして。現場には車の窓で切ったのか、犯人のものと思われる血が落ちていたそうです。DNAを照合すると、過去にも二度逮捕歴のある男と一致しました。ガレージの防犯カメラに映っていた背格好もちょうどそれくらいでしたし、何より本人が「私が一人でやりました。」と自白したので事件は決しました。 事件の後、もろもろの手続きが終わって、カーナビが一家の手元に帰ってきました。もう車ごと新しいものに買い替えていたので、捨てるしかないんですけれども。その家の子供が捨てる前に一度、カーナビの電源を入れてみたそうです。 このカーナビにはドライブレコーダーの機能もついていて、なにか衝撃を感知すると自動で録画するようになっていました。一番最新の録画記録、つまり事件のあった日の録画記録を見ていると、今まさにカーナビを盗もうとしている男の顔が正面から映っていました。 捕まった男とは全く違う顔の男の顔が、映っていました。なぜ、捕まった男があのような自白をしたのか、本当の犯人は何者なのか、いまだにわかっていません。 前の話の続きの4コマ漫画でした。実はナビが「この先、直進です」と言いながら、運転手を崖から落とそうとしたのにはある理由があったようです。その理由とは、運転手がカーナビの代わりにグーグルマップを使おうとしたこと。ナビは拗ねていたようです。可愛いですね。可愛いさのあまり、崖から突き落とそうとしていたことを忘れてしまいそうになりました。ツンデレ気味のナビとのやりとり、運転手の包容力に真っ赤だったカーナビの画面の色が変わるところにも注目です/// AIに恋した挙句、結婚してしまった、みたいなニュースがありますが、この運転手とナビのやりとりに通じるところがあるようにも思えました。現代社会を切り取り、世情を反映させる作品作りのために、意識すべきことや、キャッチアップしておいたほうがいいチャンネルなどあれば教えてください。 雪のヤドカリ:サンエックスのYouTubeチャンネルで片っ端からすみっコぐらしのアニメを見てください。この世のすべてがわかります。 「時間がかかるから気にせず寝てていいよ。着いたら起こすし」と言って、同乗する女性を気遣うイケメン男子。「それではお言葉に甘えて…」と言いながら、周到に準備していたアイマスクとネックピローをおもむろに装着する女性。おやおや、と思っていると、女性は追い打ちをかけるように、音楽と室内灯を消していいかを打診。もう100%真剣に前のめりで眠ろうとしていて笑いました。 これまでデートした中で、「こいつはまじで無礼だったな、時代が時代なら死罪だったわい」という人がいれば教えてください。 雪のヤドカリ:大学1年の時に付き合っていた人との初デートの時に、カジュアル系が好きだと言っていたので自分なりに寄せてみたんです。赤いTシャツに、ハーフパンツのオーバーオール、スニーカー。頭にはキャップを被って、黒縁の伊達メガネをかけて。 当時、ストレートのロングヘアだったので、図らずも完全にアラレちゃんになっていたわけです。 案の定初デートの相手にも散々いじられまして、デートの間、私の話への相槌はすべて『んちゃ』で返されましたし、常にキーンのポーズで周囲を駆け回られました。 (そっちがアラレちゃんになってどうする…)と思っていたらトイレから戻ってきた彼に、木の枝に刺した人糞を手渡されました。