【AFP=時事】カナダのマーク・カーニー首相は7日、英国のアンドルー元王子について、「嘆かわしい」行為に基づき、王位継承権を剥奪すべきだとの認識を示した。 アンドルー元王子は少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の捜査に関する資料「エプスタイン・ファイル」によってエプスタイン元被告との関係が明るみに出た後、2月には王室の公務で貿易特使を務めていた2001~2011年にエプスタイン元被告に機密情報を漏えいした疑いで逮捕された。その後釈放されたが捜査は継続している。 カーニー氏は高市早苗首相との会談のために訪れた東京で記者団に対し、「手続きは必要だが、彼の行為は嘆かわしく、王室の称号を剥奪されるに至ったため、王位継承権を剥奪する必要があるのは明らかだ」と述べた。 アンドルー元王子は昨年、エプスタイン事件に関与した疑惑を受けて「王子」の称号や爵位「ヨーク公」などをすべて剥奪されたが、すべての不正行為を否定している。 昨年自殺したバージニア・ジュフリーさんは、エプスタイン元被告に性的人身売買され、アンドルー元王子と3回性行為をさせられたと告発。そのうち2回は17歳の時だったという。 アンドルー元王子はジュフリーさんへの性的虐待を一貫して否定しているが、2022年にジュフリーさんが起こした米国での民事訴訟で和解金を支払って裁判を回避した。 カナダに先立ち、オーストラリアとニュージーランドもアンドルー元王子の王位継承権剥奪を支持すると表明している。 王位継承権のは変更は英国が主導する必要があるが、チャールズ国王を国家元首とする他の14の英連邦構成国の同意も必要となる。【翻訳編集】 AFPBB News