兵庫県たつの市の民家で住人の母娘が殺害された事件で、兵庫県警は24日、事件に関与した疑いが強まったとして、うち1人に対する殺人容疑で住所、職業不詳の大山賢二容疑者(42)の逮捕状を取ったと発表した。大山容疑者は行方がわかっておらず、県警は全国に指名手配して公開捜査を始めた。 殺害されたのは、いずれも無職の田中澄恵さん(74)と次女の千尋さん(52)。県警は今回、千尋さんへの殺人容疑で逮捕状を取得した。県警によると、押収物の鑑定結果や防犯カメラの画像などから大山容疑者を特定。過去に田中さん宅の隣に住んでいたという。 県警によると、死因は澄恵さんが失血死、千尋さんが出血性ショックだった。いずれも13日ごろに死亡したとみられる。凶器は刃物とみられ、現場周辺の捜索では見つかっていない。 19日午前9時半ごろ、千尋さんの知人が「数日間連絡が取れない」と交番に申告。約1時間後、安否確認のために駆けつけた警察官が2人の遺体を見つけた。玄関のドアは施錠されておらず、窓ガラスが割られた形跡などもなかった。 捜査関係者によると、屋内には2人のものとみられる現金が入った財布や通帳、スマートフォンが残されていた。