出版大手KADOKAWAの角川歴彦・元会長(82)が、KADOKAWAの夏野剛社長(61)らを防御権侵害と名誉毀損で東京地方裁判所に6月16日、提訴することが月刊「文藝春秋」の取材でわかった。 角川氏は東京五輪・パラリンピックのスポンサー選定に絡む贈賄罪に問われ、今年1月に懲役2年6カ月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡され、東京高裁に控訴している。また、角川氏は2022年9月に東京地検特捜部に逮捕された際、検察官の取り調べに一貫して贈賄容疑を認めず、身体拘束が226日に及んだ問題で、「人質司法」により苦痛を受けたとして、国に損害賠償を求めて、東京地裁に提訴し、裁判が続いている。一連の問題は、大手出版社の元会長が、現職の社長を訴える異例の事態に発展した。