神戸市長田区の路上で平成29年9月、任俠(にんきょう)山口組(現・絆会)の関係者の男性を射殺したとして指名手配され、殺人と銃刀法違反(加重所持)の疑いで今年6月に兵庫県警に逮捕された当時神戸山口組系組員、菱川龍己容疑者(50)=住所不詳=について、神戸地検は13日、同罪で起訴した。地検は被告の認否を明らかにしていない。 起訴状などによると、菱川被告は共謀し、29年9月12日、神戸市長田区の路上で、対立組織である任俠山口組の代表のボディーガードだった楠本勇浩さん=当時(44)=に拳銃で弾丸2発を発射し、うち1発を命中させ、殺害したなどとしている。 県警などによると6月上旬、山口県警が別の事案での捜査中に菱川被告に似た人物を発見し、兵庫県警に情報提供をした。防犯カメラなどから菱川被告の潜伏先とみられる山口県下松市内の集合住宅一室を特定し、同23日に逮捕した。 部屋の契約名義は別人で、何者かにかくまわれていた可能性があることなどから、県警は全容解明を進めている。