暴力団「任侠山口組」組長ボディガード射殺、菱川龍己被告起訴 9年逃亡、組織的隠避の可能性捜査

2017年9月、神戸市長田区で暴力団「任侠山口組」(当時)の関係者が射殺された事件で、殺人・銃刀法違反(加重所持・発射)容疑で逮捕された神戸山口組系組員・菱川龍己容疑者(50)について、神戸地検は7月13日、同罪で起訴した。地検は被告の認否を明らかにしていない。 起訴状などによると、菱川被告は何者かと共謀し、2017年9月12日、神戸市長田区五番町の路上で、任俠山口組の代表のボディーガードだった組員(当時44歳)に拳銃で弾丸2発を発射し、うち1発を命中させ、殺害したなどとされる。 任俠山口組は、2017年4月に神戸山口組を離脱して結成された対立組織。 菱川被告は当時、神戸山口組系傘下の中核組織・山健組組員だった。2015年8月に六代目山口組から神戸山口組が分裂、2017年4月には神戸山口組から任侠山口組(2020年、絆会に改名)が離脱、独立した。 事件はその約半年後に発生した。 山健組はのちに、六代目山口組へ復帰している。 警察庁は菱川被告を重要指名手配容疑者に指定。兵庫県警・長田署捜査本部は神戸山口組の分裂問題が背景にあるとみて菱川被告の行方を追っていたが、情報提供をもとに6月23日、山口県下松市内で逮捕した。 逃亡期間は8年9か月にわたり、潜伏先のアパートの部屋は別人名義で契約されていたことから、何者が菱川被告かくまった可能性があり、兵庫県警は組織的な犯人隠避容疑も視野に捜査を進めている。

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