宮城県岩沼市の海岸で女性の遺体が見つかり、死体遺棄の疑いで21歳の男が逮捕された事件で、2人が事件の前に電話で会話をしていたことが分かりました。 死体遺棄の疑いで4月26日逮捕された、宮城県岩沼市土ケ崎の職業不詳・佐藤蓮真容疑者(21)の身柄は27日、仙台地検に送られました。 警察によりますと佐藤容疑者は4月12日夜、岩沼市下野郷の砂浜に太白区の保育士・行仕由佳さん(35)の遺体を遺棄した疑いがもたれています。 警察によりますと2人は知人で、行仕さんの遺体が見つかる前日の夜に電話で会話をしていたことが分かりました。 また、その後の午後7時40分ごろには、防犯カメラに外出した行仕さんが映っているのが確認されていて、警察によりますと、行仕さんはこの時間から午後8時45分までの間に事件に巻き込まれたとみられています。 佐藤容疑者は、キックボクシングのジムにも通っていて、佐藤容疑者を知るジムの関係者によりますと、行仕さんの遺体を遺棄したとみられる4月12日以降もジムに練習に訪れていたということです。 一方、4月20日の大会は欠場しています。 警察は、佐藤容疑者の殺人容疑も視野に捜査を進めています。