中国人集団が韓国の「TOPIK」試験で大規模カンニングと替え玉受験 中国籍受験者113人を立件

韓国語能力試験「TOPIK」をめぐり、中国人組織による大規模な不正受験が発覚した。組織はSNSで依頼者を募り、小型イヤホンを使ったカンニングや替え玉受験を斡旋。取得した成績はビザ取得や就職などに利用されていたとみられ、韓国当局は受験者ら113人を立件し、組織の実態解明を進めている。 ◆「合格を保証します」SNSで依頼者を募集 街中で白いパンツ姿の男性が、女性に不正受験のためのアイテムを手渡している。 韓国の語学試験で中国人集団による大規模なカンニングや替え玉受験が発覚した。 113人が立件される事態となった。 山下高志記者: 男は依頼者に不正受験するための小型イヤホンなどを渡していました。 不正受験が行われたのは外国人を対象とした韓国語能力試験「TOPIK」だ。 カンニングを斡旋したのは中国人組織だという。 組織は受験者から依頼を受けると、小型イヤホンと無線の送受信機を依頼者に手配する。 そして試験当日、依頼者はテスト会場で外部の協力者が教える答えをイヤホンで聞きながら受験していたというものだ。 この中国人組織が依頼人募集のためSNSに上げたのが、「合格を保証します」という内容だ。 TOPIK合格を保証するという広告を見てカンニングを依頼した中国籍の受験者は、約200万ウォン、日本円で22万円ほどを支払っていたという。 ◆ 替え玉受験も発生 また、受験自体を代行してもらう替え玉受験もあった。 依頼人と似た代理受験者を手配し、身分証を偽造するなどしていたという。 替え玉の場合は約89万円を支払っていた。 こうした不正受験は2021年10月から2025年11月まで行われていて、中国人組織は4年間で約7800万円の金銭を受け取っていた。 しかし、組織の関係者1人が逮捕され、依頼者101人と替え玉で受験した11人、実に合わせて113人が立件された。 ◆ 不正に取得した成績を悪用し就職まで 韓国で起きた中国人集団による大規模なカンニング・替え玉が行われた背景には、どのような事情があるのか。 ソウル警察庁: 容疑者たちは不正に取得したTOPIKの成績を悪用し、無資格の状態で滞在資格を得たり、学位取得や就職までしました。 韓国政府が認定・実施する「TOPIK」は、外国人のビザ取得や就職などに活用されるほか、試験結果で大学などの学位取得や奨学金を得ることができる。 韓国の大学・大学院に通う中国人留学生は、留学生全体の約3割と多くを占めている。 中国人の組織はこうした留学生を対象に不正受験を斡旋していたとみられる。 中国のSNSでは、「これから受験しようと思っていたのに迷惑だ」「全員に処罰を与えてほしい」などの投稿が相次いだ。 警察は不正受験を取りまとめていた中国人リーダーと機器の受け渡し役2人に対し、追跡を続けているということだ。 (「イット!」7月23日放送より)

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