車の遺体「昨夏ごろ殺した」 岐阜の19歳か 遺棄容疑で男逮捕

愛知県一宮市の路上に停車していた乗用車から16日夜、遺体が見つかり、県警は17日、遺体を放置したとして、同県豊田市亀首町、無職藤井貴也容疑者(24)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。「間違いないです」と容疑を認めている。捜査関係者によると、「昨年の夏ごろ、首を絞めて殺した」という趣旨の供述をしており、県警は一宮署に捜査本部を設置し、殺人容疑も視野に調べている。 捜査関係者によると、遺体は行方不明になっている岐阜県の19歳の女性の可能性があり、藤井容疑者はこの女性と交際していた時期があった。捜査本部は遺体の身元の確認を進めるとともに、女性との間にトラブルがなかったかなども調べる。 捜査本部によると、藤井容疑者の逮捕容疑は昨年8月中旬ごろから今年4月16日ごろまでの間、遺体を一宮市内の路上に駐車中の車両内に放置し、遺棄したというもの。16日午前、他県警から「一宮市に駐車中の車両に死体が放置されている可能性がある」と情報提供があった。愛知県警が同日夜、乗用車内を確認したところ、年齢、性別が不詳の遺体が見つかった。司法解剖の結果、死因は不詳で、少なくとも死後数カ月経過と判明したという。(野口駿、高橋俊成)

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