県警 飲酒し不適切行為 警部補を懲戒処分 今年すでに4人 鹿児島

KKB独自の情報開示請求で明らかになりました。飲酒をし不適切な行為をしたとして、県警が今年2月、警部補を懲戒処分にしていたことが分かりました。 県警への情報開示請求で明らかになったものです 警部補は去年5月ごろ、飲酒をし、不適切な行為をしたとして今年2月に「戒告」の懲戒処分を受けました。 私的な行為については停職以上の懲戒処分のみ発表すると定める警察庁の指針に基づき、県警は公表していませんでした。 県警は事案の詳細や警部補が捜査対象となっているのかなどについて、「報道発表していない事案のため回答を差し控える」としています。 なお、県警の昨年度の懲戒処分は9件で、懲戒に満たない訓戒、注意を合わせると処分の数は66件と、前年度よりも17件多くなっています。 事案で最も多かったのが職務の不適切な執行、次いで不適切交際でした。 県警は去年5月、捜査情報を漏らしたとして巡査長を免職処分とし、続けて、不同意わいせつと盗撮で逮捕された現職警察官2人を停職処分としました。 相次ぐ不祥事を受け、全国で4例目となる警察庁による特別監察が実施され、去年8月には再発防止対策を発表します。しかし、元捜査二課長が不同意性交と情報漏えいの疑いで書類送検され、停職処分となるなど不祥事は無くならず、今年はすでに4人が懲戒処分となっています。 先週、県警を管理する県公安委員会の石窪奈穂美委員長は県警幹部や警察署長を前にー。 【県公安委員会 石窪奈穂美 委員長】 「県警察が置かれた現状を踏まえれば組織内外に多大な影響を及ぼすもので公安委員会としても極めて深刻な事態であると認識しております」(岩瀬聡本部長)着任からまもなく半年を迎える岩瀬聡本部長は『危機感』を露わにしました。 【県警 岩瀬聡 本部長】 「県民の県警察に対する信頼が大きく傷ついています。今、組織が大変厳しい状況にあるという強い危機感を持ち組織再生のためにできることを貪欲に取り組んでほしい」 再発防止策の実効性と組織の真価が問われていると言えそうです。

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