宮城県岩沼市の海岸で山形市出身の保育士の女性の遺体を遺棄したとして知人の男が逮捕された事件で、男が遺体発見前日の夜に「現場にいた」という趣旨の供述をしていることが新たにわかりました。 死体遺棄の疑いで逮捕された宮城県岩沼市の佐藤蓮真容疑者（21）は今月12日の夜、岩沼市の砂浜に山形市出身で仙台市に住む保育士の行仕由佳さん（35）の遺体を遺棄した疑いが持たれています。 行仕さんは今月12日の午後7時ごろ、佐藤容疑者と電話で会話した直後に歩いて外出し、その後、佐藤容疑者の車で現場まで移動したとみられ、翌日の午前10時すぎに遺体で見つかりました。 佐藤容疑者の認否は明らかになっていませんが、捜査関係者によりますと、12日の夜に「現場にいた」という趣旨の供述をしていることがわかりました。 これまでに現場周辺の防犯カメラに2人が一緒に映る姿は確認できておらず、警察は当時の経緯などについて慎重に裏付け捜査を進めています。 また、関係者によりますと佐藤容疑者は宮城県内のキックボクシングジムに通っていて、行仕さんとの関係について「前に応援に来てもらった知り合い」と話していたということです。