大阪市西成区で、小学生7人が車にひかれ、男が殺人未遂の疑いで逮捕された事件で、車は蛇行運転したうえ、ブレーキをかけていなかったとみられることが分かりました。 児童が被害にあった大阪市西成区の小学校では、事件から丸一日がたったほぼ同じ時刻、教職員や警察官に見守られながら、子どもたちが保護者と一緒に下校しました。 迎えにきた保護者 「怖いですよね。防ぎようもないだろうし。付き添いしかもうできないし、(子どもが)来てという限りは行かないと」 1日午後1時半ごろ、下校中の小学生7人が車にひかれ、重軽傷を負いました。殺人未遂の疑いで逮捕された矢沢勇希容疑者は、調べに対し、「すべてが嫌になったから、人を殺そうとした」と話していますが、警察によりますと、車は蛇行するように進み、反対側にふくらんでから突っ込んでいったとみられ、ブレーキをかけた跡もなかったということです。 また、矢沢容疑者は事件の2日前にJR新大阪駅近くの店で車を借りていたことも分かりました。父親によると、矢沢容疑者は大阪に土地勘がなかったということで、警察が詳しいいきさつを調べています。