トルコ中銀、年末インフレ予想24%維持 悪化なら引き締め用意=総裁

Nevzat Devranoglu Ezgi Erkoyun [イスタンブール 22日 ロイター] – トルコ中央銀行は22日、年末時点のインフレ率予想を24%で据え置いたが、カラハン総裁はインフレが悪化すれば政策を引き締める用意があると述べた。 カラハン氏はイスタンブールで四半期インフレ報告書を発表し、中銀の措置によりインフレ期待の深刻な悪化が阻止されたほか、2025年いっぱいはインフレ鈍化が続くとの見通しを示した。 中銀は先月、エルドアン大統領の最大の政敵であるイマモール・イスタンブール市長の逮捕を巡って3月に生じた市場の混乱に対応し、政策金利を350ベーシスポイント(bp)引き上げて46%とした。 インフレ報告書では、中銀は年末時点のインフレ率予想中間値を24%に、26年末は12%にそれぞれ据え置いた。27年末の予想は8%。 カラハン氏は「インフレの大幅かつ持続的な悪化が予想された場合には、常に金融政策を引き締める用意ができている」と述べた。

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