大分市の官製談合事件で、市の元環境部長に対する初公判が、大分地裁で開かれました。元部長は起訴された内容を認めました。 起訴状などによりますと、大分市の元環境部長・池永浩二被告(62)は、2022年のごみ収集・運搬委託業務の指名競争入札で特定の業者に予定価格を漏らし、落札させたとして、官製談合防止法違反などの罪に問われています。 23日は池永被告の初公判が開かれ、被告は起訴された内容を認めました。 検察は、同じく逮捕され、22日に懲役2年を求刑した業者の早川幸治郎被告について、「以前から市職員にとって逆らいがたい存在になっていた」と指摘しました。 事件当時大分市長を務めていた佐藤知事は23日の初公判を傍聴しました。 佐藤知事: 「市長の時に任命した部長の人なので、どういう状況か心配だったので伺った。審理の状況を引き続き注視したい」 池永被告の次の裁判は来月10日、業者側、早川被告の判決公判は7月3日の予定です。