医者と息子装い現金300万円詐取か 指定暴力団「六代目山口組」の4次団体組長の男ら男女4人逮捕 長野拠点の受け子グループを統括か 警視庁

医者と息子を装い高齢の男性に電話をかけ、現金あわせて300万円をだまし取ったとして、指定暴力団「六代目山口組」の4次団体の組長の男ら男女4人が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、長野県に事務所を置く「六代目山口組」の4次団体の組長・小根沢拓也容疑者(41)と長野県松本市の職業不詳・宮下陸容疑者(24)ら男女4人です。 4人は去年10月、都内の高齢の男性(91)に、まず医者を装い「息子さんの喉に腫瘍ができて声がかすれている」とうその電話をかけ、その後、息子を装って「検査のとき取引先からの金が振り込まれたカードが入ったポーチを忘れた。立て替えてもらえないか」などと電話をかけ、3回にわたり、現金あわせて300万円をだまし取った疑いがもたれています。 警視庁によりますと、小根沢容疑者は長野県を拠点に活動する受け子のグループを統括する立場で、宮下容疑者は受け子をリクルートする役割だったということです。 別の特殊詐欺事件で逮捕された受け子の余罪を調べたところ、今回の事件が発覚しました。 医者と息子を装ってだます手口は、今年1月までの13か月間に全国でおよそ80件あり、被害額はおよそ3億円にのぼっていて、警視庁が小根沢容疑者らとの関連を調べています。

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