93歳にして初主演を果たしたジューン・スキッブが、オレオレ詐欺師に立ち向かうおばあちゃんを演じた「テルマがゆく! 93歳のやさしいリベンジ」(公開中)の本編映像の一部とメイキング写真が披露された。 仲良しの孫が逮捕されたと聞き、1万ドルの保釈金を送るように指示されたテルマ(スキッブ)。典型的“オレオレ詐欺”に引っかかってしまった彼女だが、そこでヘコたれない。何とか犯人を突き止め、大金を取り戻すことを決意する。トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル」にも背中を押され、テルマにとって人生初の大冒険が始まる……。 本編映像は、テルマの93歳とは思えないハイテク技術を応用した逃亡劇が笑いを誘うシーンを収めている。 共演のリチャード・ラウンドトゥリーさんとの電動スクーター二人乗りや、ベンチで役に入り込む姿など、スキッブの魅力が伝わるメイキング写真や、スキッブから日本の観客へ向けたメッセージも披露された。 ■ジューン・スキッブのメッセージ全文 やっぱり自分がやっていることを楽しむということは、とても大事だと思います。若い方とやり取りをするということ、交流することがすごく大切なんじゃないかと思います。この映画のようにね。 歳を重ねた私たちだからこそ、語るべきストーリーをたくさん持っているわけだし、若い方が知り得ぬ情報のようなものを持っているのだから、伝えていければと思います。 日本での公開はすごく嬉しくてワクワクしています。実は1960年代に1カ月間日本に滞在したことがあって、本当に日本が大好きだし、この映画は日本の方が楽しんで頂ける映画だと思うので、ぜひご覧になってください!