門扉に小石置き、不在を確認か 空き家の敷地に窃盗目的で侵入した疑い、男2人逮捕へ 兵庫県警

神戸市垂水区や西宮市の民家で、住人がいるかどうかを確かめるマーキング(目印)とみられる石が置かれているのが相次いで見つかり、このうち西宮市の民家敷地内へ窃盗目的で入ったとして、兵庫県警捜査3課と垂水署などは14日にも、窃盗未遂と邸宅侵入の疑いで、いずれも住所不定無職の男2人を逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。 2人は、いずれも28歳の男。 垂水区内では1月以降、民家の門扉などに小石が置かれているのが約60軒以上で見つかっている。多くは直径1~3センチで、扉を開閉すると石が落ちる仕組みだった。県警は、住民の出入りがあるかを確かめるため、窃盗グループが小石を置いたとみて調べていた。 逮捕容疑は5月、西宮市内の空き家敷地内に窃盗目的で侵入した疑い。捜査関係者によると、マーキング用とみられる小石が門扉周辺から見つかった。 2人の男は2月、置き石のあった垂水区内の民家敷地内に侵入して窓ガラスを割ったとして5月に逮捕され、神戸市東灘区の空き家敷地内に入った疑いでも6月に再逮捕されていた。 うち東灘区の事件では9日、神戸地検が邸宅侵入と器物損壊の罪で起訴している。2人の男は垂水、東灘区の事件について、黙秘や否認をしていた。

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