バンコクのビル倒壊 中国国営企業の幹部ら17人に逮捕状

今年3月に起きたミャンマー大地震の影響で隣国のタイ・バンコクのビルが倒壊した事故で、建設を手がけた中国国営企業の幹部ら17人の逮捕状が出されました。安全基準に満たない建物を造って、人を死亡させた疑いです。 今年3月のミャンマー大地震では、隣国タイのバンコクでも建設中のビルが倒壊し、これまでに92人が死亡しました。 地元メディアによりますとタイの刑事裁判所は15日、ビルの建設を手がけた中国国営企業の幹部ら17人について安全基準に満たない建物を造って、人を死亡させた疑いで、逮捕状を出したということです。 タイ警察はエレベーターを建物の中心に配置するという建築基準に違反していたのに加え、コンクリートの強度不足や基準に満たない鉄筋を使ったことなどが倒壊した原因とみています。 警察は17人を逮捕して、完全基準に違反した経緯などを追及する方針です。

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