他人のクレカ情報を不正入手、海外製のチェーンソー購入か 荷受け役の男を容疑で再逮捕 兵庫県警など

不正に入手した他人名義のクレジットカード情報を使い、海外製のチェーンソーを購入したとして、兵庫と滋賀、宮崎県警の合同捜査本部は20日、私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗の疑いで、愛知県豊明市に住む中国籍の会社員の男(43)を再逮捕した。 再逮捕容疑は何者かと共謀し2024年5月29日、不正に得た長野県の50代女性のクレジットカード情報を使い、インターネット通販サイトで海外製のチェーンソー(販売価格15万293円)を購入。商品を男の自宅に送らせ、同年6月1日に受け取った疑い。調べに男は「他人のカードで購入されたことは知らなかった」と話しているという。 兵庫県警サイバー捜査課によると、男は荷物を受け取ると関東地方にあるマンションの一室に転送。中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット)」で指示役とみられる人物とやりとりしていた。 報酬は電子マネー「ウィーチャットペイ」で受け取っており、男は23年12月~24年1月ごろの2カ月で、24万円相当の元をもうけたと説明しているという。 同本部は、23年12月~24年秋ごろに送付した荷物の伝票約300枚を男の自宅から押収しており、転送先のほとんどは関東地方だった。送付先は数十カ所に上るとみている。 男はこれまでに、他人名義のクレジットカード情報を使い、ネット通販で商品を購入したとして、同本部に窃盗などの疑いで逮捕されており、逮捕は今回で3回目となる。

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