7月8日、福岡市博多区にある東平尾公園の周辺で現金を奪おうとして16歳の少年に暴行を加え、けがをさせたうえ、約2時間にわたり軽乗用車の荷台部分に監禁したとして20歳と18歳の女2人と少年3人の計5人が逮捕されました。 強盗傷害と監禁の疑いで逮捕されたのは、 福岡県志免町南里に住むアルバイト(自称)の矢野楓香容疑者(20)と 福岡県筑紫野市に住む16歳の男子高校生、 福岡市早良区に住む17歳のアルバイトの少年、 福岡県広川町に住む18歳のアルバイトの女、 福岡県太宰府市に住む16歳の男子高校生です。 矢野容疑者ら5人は、 (1)(強盗傷害容疑) 7月8日午後6時半ごろから約1時間10分にわたり 福岡市博多区にある東平尾公園の近くで 無職の16歳の少年に顔面などを複数回殴るなどの暴行を加えてけがをさせ、 「これからどうすると、やっぱ金やろ。100万ぐらいかな」などと脅して 現金を奪い取ろうとした疑い (2)(監禁容疑) 同日午後7時45分ごろ、 東平尾公園の駐車場に止めていた軽乗用車の荷台に16歳の少年を乗せて 車を走行させ、約2時間にわたって監禁した疑い が持たれています。 被害を受けた16歳の少年は翌日の午前4時ごろに解放されたとみられていて頭などに全治2週間のけがをしました。 事件当日、被害を受けた少年の両親が「息子から助けて、殺されるなどとメールが来たが、その後、息子と連絡が取れなくなり、行方不明になった」と近くの交番に相談して事件が発覚。 現場周辺の防犯カメラの映像などから矢野容疑者ら5人の関与が浮上しました。 警察によりますと、被害を受けた少年は矢野容疑者とは地元の知り合い、その他の4人とはSNSなどで知り合ったとみられていて、何らかのトラブルをきっかけに事件に発展したということです。 警察は、共犯事件であるためとして矢野容疑者ら5人の認否について明らかにしていません。