福山の消防士、児童買春で懲戒免職 少女に現金渡す約束しいかがわしい行為

福山地区消防組合は21日、18歳未満の少女にいかがわしい行為をしたとして、消防士男性(33)=福山市=を懲戒免職にした。ことしに入り組合職員の懲戒処分は5人目。例年と比べて突出して多く、組合は「憂慮すべき事案。重く受け止めている」としている。 男性は昨年7月、市内で10代少女に現金を渡す約束をしていかがわしい行為をしたとして、6月に児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで福山東署に逮捕された。同月に福山区検に略式起訴され、福山簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。別の16歳未満の少女にも同様の行為をしたとして逮捕されたが、この容疑に関しては不起訴処分となった。 組合は3月、窃盗容疑で逮捕された消防士や部下にパワハラをした調整員ら計4人を免職や減給の懲戒処分にした。2020年から24年までの懲戒処分は各年0~1人。組合総務課は職員の研修を重ねて再発防止に努めるとしている。 浜田善章消防局長は「組織を挙げて不祥事の防止に取り組んでいる最中、極めて遺憾。一層の指導と綱紀粛正を図る」とコメントした。

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