連日お伝えしている神戸市のマンションで女性が刺され殺害された事件についてです。逮捕された男は、事件当日に女性を尾行していたとみられることがわかっていますが、新たに入手した防犯カメラの映像には、事件の前日にも男が女性の職場付近で徘徊する姿が捉えられていました。座り込む男、一体何をしていたのでしょうか? ■前日にも女性の職場付近を徘徊か 約4分間座り込む姿 20日、神戸市のマンションで、住人の女性(24)がナイフで胸などを数回刺され、殺害された事件。 26日、献花に訪れていたのは事件後に女性が搬送された病院の看護師です。 女性が搬送された病院の看護師 「彼女が運ばれてくるっていう一報を受けて、運ばれてきて顔面蒼白で、すごく残酷な状況でした。言葉にならないですが、犯人が私生活で何があったか知らないが、何の罪もない子にあたらないでほしい。うまく言えないけど」 殺人の疑いで逮捕されたのは谷本将志容疑者(35)。その後の捜査関係者への取材で、谷本容疑者は事件の前日から女性の勤務先の周辺を徘徊していたとみられることがわかりました。 新たに入手したのは、事件前日(19日)の被害者の勤務先近くに設置された防犯カメラの映像です。 画面右上に映っているのが、勤務先のビル。午後6時ごろ、Tシャツ、半ズボン姿で歩いてきたのが谷本容疑者とみられます。電話をしているのでしょうか、スマートフォンを耳に当てています。 その後、建物の前で立ち止まり、被害者の女性の会社がある方向をじっと見つめているようにみえます。そして、そのまま電話を続けながら、しゃがみ込んだ男。このときも、同じ方向を眺め続けていました。そのまま、約4分間居座り続け、来た道を戻る際にもビルの方向を確認する様子がみられます。 そして、事件当日となる翌日(20日)。再び、谷本容疑者とみられる男が女性の勤務先の近くに姿を現します。服装は、半ズボンから長ズボンに、ショルダーバッグからリュックに変わっています。