福岡県志免町の路上で、女性の首を腕で締め付けて殺害しようとしたとして、4月に逮捕された45歳の男性について、福岡地検は20日付で不起訴処分としました。 理由は「被疑者死亡のため」としています。 警察によりますと、福岡市の45歳の男性は、4月6日午後10時ごろ、志免町の路上で帰宅中の女性(20)の首を腕で締め付けて体を持ち上げ、殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕されました。 女性は、警察の調べに「男性とは面識がない」と話していて、男性は、「逮捕された理由がわかりません」と容疑を否認していました。 また、この男性は、送検後の4月19日午後4時半ごろ、福岡地検内の取り調べの待機部屋で、衣服を使って首を吊り、搬送先の病院で死亡したと警察が発表していました。 この男性について、福岡地検は、今月20日付で不起訴処分としました。 不起訴の理由について当初、福岡地検は、「理由は明らかにしない。明らかにしない理由も明らかにしない」としていましたが、その後、「被疑者死亡のため」としています。