渡航先のラオスで少女のみだらな姿を盗撮したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反などの疑いで逮捕された無職宇治和彦容疑者(66)=名古屋市=が、メモ帳に東南アジアの少女ら140人以上の名前などの記録を残していたことが16日、愛知県警への取材で分かった。 県警は東南アジアで児童買春した証拠とみて調べている。 県警少年課によると、今年3月に宇治容疑者の自宅などを家宅捜索し、メモ帳17冊を押収した。ラオスなど東南アジアで性的関係を持ったとみられる少女の名前、年齢、会った場所、金額などが記載され、相手の少女は2014年7月以降で延べ140人以上に上った。中には「9歳」との記載もあった。 県警は16日、宇治容疑者を別の女性を盗撮したとする性的姿態撮影処罰法違反の疑いで、歯科医師の白井喜宏容疑者(60)=大阪市=を児童ポルノ禁止法違反の疑いでそれぞれ再逮捕した。宇治容疑者は今年3月、ラオスのホテルで女性のみだらな姿を盗撮し、白井容疑者は23年3月にミャンマーで少女の姿を撮影して児童ポルノを製造した疑い。