【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る複数の不正疑惑を捜査する特別検察官チームは18日午前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が尹政権で与党だった最大野党「国民の力」に信者を集団入党させた疑惑を巡り、同党本部の家宅捜索に着手した。 特別検察官チームは党員名簿などを押収する方針だ。 同チームは旧統一教会側が2023年3月の国民の力の代表選前、尹氏の側近の一人である権性東(クォン・ソンドン)国会議員(逮捕済み)を当選させるため、信者を集団入党させたとの疑惑を調べている。金氏が呪術師のチョン・ソンベ氏を通じ、旧統一教会側に集団入党を要請したとみている。 特別検察官チームは8月13日と同18日にも捜索を試みたが、国民の力の反発で不発に終わった。同党は特別検察官チームが党員の個人情報を調べようとしているとして、捜索には協力できないとの強硬な態度を示している。