チャーリー・カーク氏殺害事件をめぐる発言で「ジミー・キンメル・ライブ」無期限打ち切り

ウォルト・ディズニー傘下の米ABCは、先週講演中に殺害された保守活動家チャーリー・カーク氏をめぐり、米人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」の司会者でコメディアンのジミー・キンメル(57)の発言が激しい反発を招いたことで、同番組を無期限で打ち切ると発表した。 米紙ロサンゼルス・タイムズによると、キンメルは15日の番組のオープニングトークで、カーク氏射殺事件で逮捕されたユタ州のタイラー・ロビンソン容疑者(22)は、トランプ支持の共和党員だった可能性を指摘。トランプ支持者たちは「チャーリー・カークを殺害したこの青年を、自分たちの仲間じゃないと必死に訴え、それによって政治的利益を得ようとあらゆる手段を講じている」と主張した。 この発言は視聴者から猛反発を浴び、ABCを所有する米ネクスター・メディア・グループは17日、「ネクスターは、チャーリー・カーク氏殺害に関するキンメルの発言に強く抗議し、ABC系列局では同番組を他の番組に置き換える」との声明を発表した。 ネクスター放送部門のアンドリュー・アルフォード社長は、「カーク氏の死に関するキメルの発言は、国の政治的議論が重要な時期に、不快かつ無神経なものであり、当社が所在する地域社会の多様な意見、見解、価値観を反映していない」と述べた。 また、キンメルに放送の場を与え続けることは「現時点では、公益に反する」と付け加えた。 「ジミー・キンメル・ライブ」は全米のABC系列局で2003年に放送が開始された人気長寿番組。これまでPUFFYや新しい学校のリーダーズなど日本人ゲストも出演した。

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