麻薬取締法違反の罪で起訴された俳優の清水尋也被告について、東京地裁は24日、保釈を認める決定をしました。 清水被告側はその後、保釈保証金200万円を納付しました。 清水被告はまもなく保釈される見通しです。 警察署前には、清水被告のファンの姿も。 歴5年・清水被告のファン: 最後に見たいな、会いたいなって気持ちで来た。もちろん本人が薬を絶つこともだけど、入手経路も明らかにしてほしい。それも罪を償うことの一環だと思うので。 東京都内の自宅で乾燥大麻を所持した罪で22日、起訴された清水被告。 逮捕後の取り調べで、「20歳のころにアメリカのロサンゼルスに語学留学した際、招待されたホームパーティーで吸った。日本で初めて大麻を吸ったのは21歳か22歳のころ。稼ぎが増えた24歳くらいが、大麻を吸う量が多くなった時期です。今年になってから月に数回のペースで吸っていた」と供述しています。 清水被告の今後について、フジテレビの平松秀敏解説副委員長は「法廷でいかに自分が再犯の恐れがない、更生して反省していることを裁判官にアピールできるかがポイントになる。(必要なのは)薬物治療じゃないですかね。これまでの報道の内容ではかなり常習性が高いですから、裁判官も『清水被告はもう1回薬物に手を染めるんじゃないか』と思ってしまうが、それを打ち消すためにも薬物治療が一番重要になってくると思う」と指摘します。 一方、SNSに掲載された写真で、清水被告の隣にいる男。 友人で俳優の遠藤健慎容疑者(24)です。 遠藤容疑者は、清水被告らとともに乾燥大麻約0.4グラムを所持した疑いで警視庁に逮捕されました。 また、大麻の調達役とみられる20代の男も逮捕されています。 遠藤容疑者は、2016年には初の主演映画が公開され、2021年の大河ドラマにも出演。 清水被告とは映画やドラマで共演しています。 調べに対し、遠藤容疑者は「大麻を持っていたり、使用したことはありません」と容疑を否認。 一方で、20代の男の容疑者は「大麻は集まった時にみんなで吸うために清水の家で保管していた。私が買ったものです」と容疑を認めているということです。 また、この男について清水被告は、「私は俳優という立場があるので、大麻は友人に現金を渡して買ってもらっていた」と供述していることも分かりました。 警視庁は、清水被告と遠藤容疑者ら3人が、清水被告の家で常習的に大麻を吸っていたとみて捜査しています。