女性教員が1200万円超だまし取られる 警察官や検察官かたるニセ電話 福岡

警察官や検察官をかたるニセ電話で、福岡県北九州市の女性教員が現金1282万円をだまし取られる詐欺事件がありました。 小倉北警察署によりますと、8月29日、北九州市に住む女性教員(67)の携帯電話に、NTT職員を名乗る男から電話があり、「あなた名義のキャッシュカードが不正に使用されている」「身の潔白を証明するには秋田県警の警察官と話してください」などと言われました。 その後、女性はSNSに誘導され、秋田県警察の警察官を名乗る男や検察官を名乗る男らからSNSの通話機能で、「あなたのお金が犯罪に巻き込まれていないか調べます」「口座に入金しているお金の紙幣番号を調査します」などと言われました。 女性は9月1日から4日までの間、金融機関のATMで4回にわたって、現金合計710万円を男らが指定する口座に振り込み、だまし取られました。 さらに女性は、投資を解約して現金を指定の公園に持ってくるよう指示され、9月16日から17日の間、公園に現れた男に対し、2回にわたって現金合計572万円を手渡しだまし取られ、被害総額は1282万円に上っています。 警察は ◎「+1」や「+44」などから始まる国際電話番号を悪用したニセ電話詐欺が発生しているので、海外との電話が不要な方は発着信を無償で休止できるサービスの利用しましょう ◎警察官が「SNSで事件の内容を伝えること」「捜査のためにお金を用意させること」はありません ◎「資金洗浄(マネーロンダリング)」「逮捕状」「犯人を逮捕したら…」「SNSで取調べ」「資金調査」などのワードが出たら、電話を即座に切断しましょう などと注意を呼びかけています。

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