尹前大統領妻 特別検察官の取り調べで供述拒否=高額絵画受け取り巡り

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏を巡る不正疑惑を捜査する特別検察官チームは25日、ソウルの特別検察官の事務所で金氏の取り調べを行った。取り調べは昨年4月10日の総選挙に絡み、金氏が高価な絵画を受け取った見返りに、当時与党だった「国民の力」の公認候補選びに介入した疑いに関するもので、午前10時ごろから午後2時半ごろまで行われた。 昼食や休憩時間を除いた実際の取り調べの時間は約2時間程度だったという。金氏が取り調べを受けたのは先月29日の起訴後初めて。 特別検察官側は金相玟(キム・サンミン)元検事が韓国出身の現代美術家、李禹煥(イ・ウファン)氏の絵画を約1億4000万ウォン(約1490万円)で購入して金建希氏の兄に贈り、見返りとして国民の力の公認候補選びで便宜を図るよう要請したとみている。 特別検察官側は実際に金建希氏が絵画の見返りに公認候補選びに介入したかについて追及したという。 金建希氏はほとんどの質問に対して供述を拒否した。ただ、絵画を直接受け取ったり、大統領公邸に持ち込んだりしたことがあるかと問われ、「公邸に持ち込んだことはない」と強く否定したという。 金相玟氏は金建希氏の兄に絵画を贈り、見返りとして国民の力の公認候補選びで便宜を図るよう要請したとして請託禁止法違反の容疑で18日に逮捕された。

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