ホストクラブに通う女性などに現金を貸し付け法定を超える金利を受け取っていたとして、52歳の男ら3人が警視庁に逮捕されたことがわかりました。 出資法違反の疑いで逮捕されたのは、東京・港区の職業不詳・韓甲哲容疑者(52)ら3人です。 韓容疑者らは、おととし3月、東京・新宿駅東口周辺の路上に停車中の車内で、20代女性に現金50万円を貸し、その8か月後から今年3月にかけて、43回にわたって法定金利をおよそ290万円超える405万5000円の利息を受け取った疑いがもたれています。 捜査関係者によりますと、20代女性が、職場の同僚に「お金に困っている」と相談したところ、知人を介して韓容疑者らのグループを紹介されていて、金を借りる際に、月に2~3回、車に来て現金を返済するよう伝えられたということです。 警視庁は、韓容疑者らの認否を明らかにしていません。 今年4月、20代女性から「グループに金を貸りたが、これ以上お金が払えない」などと警視庁に相談があり、事件が発覚したということです。 このグループをめぐっては、2019年ごろから、警視庁に「ホストクラブの売掛金を抱え、金を借りたら利息が高く支払えない」などとホストクラブの女性客らから複数の相談が寄せられていました。 警視庁は、韓容疑者らがホスト通いで金に困った女性をターゲットに、高金利で繰り返し金を貸すグループとみて調べを進めています。